─ みんなで考える街と建築の未来 ─
MAS(Minato Architectural Seminar)は、港地域会の建築家による“どなたでも参加できる”開かれたセミナーです。
港地域会の建築家数名がパネリストとなり、街に対する思いや街を形成する要素としての建築の可能性について、複数の建築家がテーマに沿ってお話しいたします。
街づくりと建築の未来について、参加された人たちの暮らしや環境に対する問題意識と建築を結びつけ、皆で多様な視点で議論し考える交流の場を兼ねたセミナーとなっております。
『子どもの教育に取り組んでいて、未来について考える事がある』
『住んでいる街の文化や歴史に興味がある』
『コミュニティとなる場づくりをしている』
『地域の組み合いに参加していて、今後の取り組み方に悩みがある』
『自分の住んでいる街に愛着があるが、どう行動して良いか分からない』
『これからの社会、街について教養を高めていきたい』
という方には、是非参加してみていただきたいセミナーとなっております。
建築そのものに大きな興味が無くても、絵画などの美術や文化を楽しむように、新たな視点で建築という文化を知り、ご自身の知識・教養を高めていただけるキッカケになるではないでしょうか。
まずはお気軽に参加ください。
先日ショックなニュース(NHKクロ現)を見ました。東京23区内の公衆トイレの62%から女性専用ブースが消えたとのことでした。多様化の時代において多機能トイレが必要とされ、面積の関係で減らされたことが原因です。公園法により建物が2%までしか作れない法律によるものと報道されていました。結果、女性や子供にとって安全上怖くて使えない状況が生じているとのこと。多様化の時代となり、突然女性専用はいらないと言う話は本末転倒な話です。誰にでも優しい社会にしようとする対応が、防犯安全が必要な弱者を無視しているのは如何なものでしょう?建築における女性への視点は今まで考慮が足りなかったことが多々あります。今回は『建築を女性からの視点で再考する』ことをあえてテーマとして、多様化を考えることと同時に、これまで見落とされてきたことに真剣に目を向けてみたいと思います。(村上晶子)
© JIA 日本建築家協会 関東甲信越支部 港地域会